手術の痛みについて

手術の痛みは?

女性化乳房(乳腺肥大症)の手術前のご相談で患者様が一番心配されるのが、痛みに関することです。
メスで切ったら血が出て痛いのではないかと心配されているのでしょう。

では実際の手術の痛みとはどのようなものでしょか?

一度でも何らかの手術を受けたことがある人ならご存知かと思いますが、手術の痛みは麻酔注射の痛みです。 手術は麻酔の効果が出てから始めるものなので、メスで切る時や縫い合わせている時は、意識があったとしても痛みは感じません。

では麻酔注射の痛みを消す方法はないのでしょうか? 麻酔注射を打つ前に眠る効果のある麻酔薬を使用すれば、 麻酔注射の痛みどころか、手術していることすら記憶に残ることはありません。

つまり、手術の痛みを左右するのは麻酔方法ということです。

その麻酔の痛みも我慢できないという人のために、当クリニックでは 「完全無痛麻酔」をご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。

手術後の痛みは?

手慣れた医師と、研修医や手際の悪い医師とが、それぞれ同じような手術を行った際の一番の違いは、 メスで切る位置や深さ、角度、出血した場合の止血など、手術の基本処置の良し悪しです。

こうした基本処置のちょっとした違いが、手術時間や手術結果、ひいては手術後の痛みや腫れ、出血などに影響を及ぼします。 もっと分かりやすく言えば、手術の基本処置を適切に行うことが、手術後の痛みを最小限度に抑える秘訣です。

だから、手術後の痛みの程度も医師による差が生じるのです。
痛みが不安な方は、より医師選びに慎重になってください。