真性女性化乳房は手術で治療できます

乳腺と脂肪が肥大した真性女性化乳房の場合、脂肪吸引手術で余分な脂肪を吸引除去し、 同時に乳腺をくり抜くように切除する乳腺切除手術を行って治療します。
痩せ型で胸の脂肪が少ないケースでは脂肪吸引手術は行わず、乳腺切除手術だけで治療します。

真性女性化乳房の手術方法

乳腺切除法(+脂肪吸引)

乳腺切除法の流れ
  1. 脂肪吸引・乳腺切除する範囲に目印をつけ、手術台に仰向けに横になります。
    手術準備が完了したら、静脈麻酔で眠りにつきます。
  2. ワキの下とワキ腹の皮膚に小さな穴を開け、ここから2~3mmの太さの吸引管(カニューレ)を挿入して脂肪を吸引します。
  3. 脂肪を吸引するにつれて、徐々に胸の膨らみが減少します。
    乳腺は吸引できないので、最終的に乳腺だけ残ります。
  4. 乳輪に沿って下半周をメスで皮膚切開します。
  5. 皮膚切開部分からハサミを挿入して、乳腺周囲をカットします。
  6. 乳腺をくり抜くように切除して取り出します。
  7. くり抜いた後の空洞内に血液や体液が溜まらないようにするため、ドレーン(排液管)を挿入して縫合します。
  8. 手術が終了したら、ドレーンからの排液(血液や体液)吸収のためにガーゼを載せて包帯を巻きます。 麻酔を覚ます薬を注射するとすぐに目が覚めるので、ベッドで休憩してから当日帰宅できます。
    包帯を巻いている間は、胸の下からシャワーで洗えます。
  9. 手術の1~3日後(状態により変動します)に通院し、包帯を外してドレーンを抜き、その後は胸専用サポーターで圧迫固定します。 サポーターに交換後は全身シャワーができるようになります。
    サポーターは1ヶ月間継続します。
  10. 週間後に通院し、縫合部分を抜糸します。抜糸後は入浴できるようになります。
    抜糸以降の通院は任意ですが、ご希望によりいつでも無料で診察します。
  11. 平坦な胸に仕上がったら完成です。
乳がん検査の流れ

通常の男性の乳腺から『乳がん』が発症することは極めて稀ですが、乳腺が肥大した女性化乳房では、 女性と同等のレベルで『乳がん』が発症するリスクがあります。
このため当院では、切除した乳腺を専門施設に送り精密検査を行っています。
検査により、乳腺の中に悪性の細胞が含まれていないことを確認して、無事治療が終了します。
検査結果は、後日ご報告します。(通院の際、またはご本人の希望により電話での報告も可能です。)
万が一悪性の疑いがある場合には、適切な医療機関に紹介するなど、迅速に対処いたします。

治療費用

手術方法 料金(税別) 手術時間
脂肪吸引法 35万円 約30分
乳腺脂肪切除法 60万円 約60分
脂肪吸引法+乳腺脂肪切除法 90万円 約90分