１．この手術は、女性のように発達した皮下脂肪を脂肪吸引によって減量することにより、男性らしい平らなバストに修正する手術です。
２．手術はわきの下やわき腹を3～5mm程度皮膚切開して、ここから直径2～3mmの細長い吸引管を皮下脂肪層に差し込んで行います。傷痕は小さく目立ちませんが、全く消えてなくなるということはありません。
３．個人差がありますが、大まかな腫れが引くまでに1～2週間を要します。時に内出血することがあり、この場合内出血による赤紫の色調が消えるまでに10日～2週間を要します。
４．腫れの影響で、一時的に左右非対称に見える場合があります。これは腫れの消失と共に改善されるので、経過を見ていただくようになります。
５．手術後、一時的には乳首、乳輪の感覚が鈍くなります。また切開部は一時的に赤くなったり、茶色く色素沈着したり、固くなったりすることがあります。これらは徐々に改善しますが、回復するのに数ヶ月くらいの経過が必要なことがあります。
６．術後は１週間禁酒です。入浴は、はじめの2～3日は胸が濡れないようにシャワー浴、その後は全身シャワー浴、1週間後に通常の入浴が可能となります。
７．術後は胸の圧迫用バンド（タンクトップの下着のようなもの）を着用します。はじめの2～3日は昼夜外さないようにし、それ以降はシャワー時、入浴時のみ外します。1週間以降は、約1ヶ月間、日中のみ着用します。
８．手術の結果には個人差があります。手術後の傷の治り方や腫れの引き方は各人各様です。従って医師の説明はおおよその予測とご承知ください。
９．100％の主観的出来栄えを求めないでください。わずかの変化のために難しい手術を受け直すのは賢明ではありません。
10．治療に関連して、緊急あるいは医学的に必要な処置が発生した場合は当院からの指示に従っていただく必要があります。
ご不明な点、ご不安な点があれば、お電話やメールで遠慮なくご相談ください。
