乳輪の縁または乳首の付け根に沿って、ドーナツ型に乳輪の皮膚を切開、切除して、縫合することによって乳輪の直径を小さくします。
どちらの切開を選択するかは、患者様の状態とご希望によって決めます。
左右の乳輪の形や大きさに違いがある場合には、バランスを整えるように治療します。
ドーナツ型の切開ラインをデザインした後、消毒して手術用の布で覆います。
切開部分に局所麻酔注射を行いますが、麻酔注射の痛みを感じにくくするために、医療ガス麻酔や静脈麻酔によってあらかじめ眠っていただく麻酔を行うことも可能です。
ドーナツ型に乳輪の皮膚を切開、切除します。
単純に皮膚を縫合すると術後に再び乳輪が大きくなったり、傷痕が目立つようになったりする可能性があるので、巾着袋の口を締めるような縫合を皮下に行いドーナツ型に切除した皮膚の円周を小さくしてから、皮膚を縫合します。
患部にガーゼやテープを貼って保護したら終了です。
入院不要ですので、着替えてご帰宅いただけます。
手術後は１週間、飲酒と運動を控えます。軽い日常動作や事務仕事は特に制限ありません。
手術後１～２日目に通院し、テープとガーゼを外して手術部位のチェックを行い、テープ、ガーゼをを交換します。
※通院できない場合には、ご自分でテープとガーゼを交換していただきます。
その後は毎日テープ、ガーゼを自分で交換し、全身シャワーを浴びることができます。
次に術後７日目前後にご来院いただき、抜糸を行います。
治療のための通院は以上で終了です。
抜糸後は、縫合部分に皮膚保護用テープを3ヶ月間継続して、傷がきれいに治るのを補助します。
ご不明な点、ご不安な点があれば、お電話やメールで遠慮なくご相談ください。
