脂肪吸引する範囲に目印をつけます。胸毛とわき毛の一部を剃毛します。
その後、胸を消毒して手術用の布で覆います。
点滴から麻酔薬を入れ眠っていただきます(静脈麻酔)。静脈麻酔後に胸に局所麻酔薬を注入します。
手術は全て眠っている間に行うので無痛です。
わきの下とわき腹を5mm程度皮膚切開します。皮膚切開部分に皮膚を保護するスキンプロテクターを装着して、手術後に傷跡が目立つのを予防します。
皮膚切開部から超音波プローブを挿入して、皮下脂肪を分解する超音波を照射します。
この処理を行うことでで、脂肪が滑らかに安全に吸引できる状態になり、手術に伴う出血や凸凹になるリスクが極めて少なくなります。
皮膚切開部分から脂肪を吸引するカニューレ(吸引管)挿入して、超音波で分解された脂肪を吸引します。
脂肪を吸引するにつれて、徐々に胸の膨らみが平坦になっていきます。胸が平らになるまで脂肪を吸引したら手術終了です。
吸引が終了したら皮膚切開部分を縫合します。皮膚切開は小さいので、担当医の判断で縫合しない場合もあります。
その後、腫れ予防のガーゼを載せて包帯を巻きます
静脈麻酔を覚ます薬を注射するとすぐに目が覚めます。
入院不要ですので、少しベッドで休憩したら、着替えてご帰宅いただけます。
電気メスで止血後に切開部分を縫合し、患部を安静に保つためのテーピングをしたら終了です。
入院不要ですので、お着替えしてご帰宅いただけます。
手術後は1週間、飲酒と運動を控えます。軽い日常動作や事務仕事は特に制限ありません。
包帯を巻いている間は、胸の下からシャワーで洗えます。
手術後1~2日目に通院し、包帯を外して手術部位のチェックを行います。
※通院が難しい方は、医師の指示に従ってご自宅で包帯を外します。
包帯を外した後は、胸サポーターで引き続き胸を圧迫します。
胸サポーターは自分で脱着できるので、全身シャワーを浴びることができます。
次に術後7日目前後に通院し、抜糸を行います。
※皮膚切開部を縫合しない場合は抜糸不要です。
治療のための通院は以上で終了です。
抜糸後も胸サポーターを1ヶ月間継続して、胸が平らに仕上がるのを補助します。
ご不明な点、ご不安な点があれば、お電話やメールで遠慮なくご相談ください。